上手なアドバイスをするための2つのポイント

こんにちは。コンサルタントの山羊沢です。
占いで、相談者が一番欲しいものってなんでしょうか?

「素敵なカードを引いてくれる」
「守護霊の言葉」

・・・惜しいです。
確かに、これも占い師や霊媒師に相談をする醍醐味ですね。
私も、(私は霊感がないので感じたことはありませんが!)まったく未知の存在からお言葉を頂いたり、まだ見たことが無いような素敵な占いの道具を拝見すると、わくわくします。

では、本当に相談者が一番望んでいるものとは何なのでしょうか?
一緒に考えてみましょう。

相談者が一番ほしいものって?

相談者が一番ほしいものとは何でしょう?
非常に単純です。

「良い結果」

それだけが欲しくて占い師に相談します。
しかし、ほとんどの相談者の場合、人に相談するほどに悩みや心配が大きいわけですから、バッチリと良い結果だけが鑑定できることは少ないと思います。
「良い結果」というのは「理想」のようなもので、現実のセッションで「このまま何もしなくてもうまくいきますよ!」というケースは大変稀でしょう。

なので、ほとんどの方は現状を変える「アドバイス」が欲しくて相談に来ています。

よいアドバイスをする2つのポイント

「どのように助言すれば良いのかわからない」というのは、占い師であれば最初の頃に誰しも経験したことがあると思います。
占い師が良い助言をする上で大切なポイントは2つあります。
「現実性」「神秘性」です。

「現実性」とは、行ってみて実際に効果を及ぼす行為のことです。

  • 目配せを多くする
  • 毎日会話をしましょう・連絡を取りましょう(あるいはその逆)
  • そばにいる機会を増やしてみて

などが、そうです。
恋愛についての例になりましたが、いわば「恋愛テクニック」のようなものですね。実際に心理学的に効果があるといわれているような内容です。

一方で「神秘性」というと

  • 守護霊(のような霊的な存在)がおっしゃっている
  • カードの図柄に多く出たシンボルである
  • 占星術で導き出されたあなたの性質

のような、実際には、現実と乖離した内容のものです。

占いというのは、その現実と乖離した情報を「現実とリンクしている」として考え、実生活に活かす術になります。
ですから、いかに占い師がコンサルタントと言えど、「現実性」のみ重視したアドバイスでは、相談者からすれば一般論を言われただけだと感じてしまいます。たとえ効果が見込めるものであっても、サービスの価値は半分ですね。
より良質で占い師らしいアドバイスをしたいのであれば、この2つを併せ持ったものを意識してみましょう。

必要が占いに現れる

占いとは前述したとおり、実際には関係の無い事柄を、あたかもリンクしているように考え生活に活かす術です。
つまり、占いの考えに則り考えれば、関係・必要のあるものが占いの結果として出ていると言えます。
ですから逆算のように、はじめに「現実性のある事柄(必要)」を考え、その上で占いの結果を読み解くと、自然と神秘性を帯びたアドバイスが出来上がります。
「デートに誘うのが次のステップに進む上で大切だと」判断すれば、「水のシンボルが多く出ていますから、お酒の席や水族館などの場所にお二人で行かれると良いですね」などです。

時折このやり方を「こじつけのようで嫌だ」と言う方がいますが、対価を頂く以上は見合う内容の「効果の見込める助言」をしなければいけません。「水を持ち歩くと運気があがります」ではお客さまは満足しないのです。

何度か言っていますが「当たる占い師」というのは、神秘に酔い過去の事柄を言い当てるパフォーマーではありません。「未来に必要な事を助言し、実際に効果があったとお客さまが実感した」占い師の事です。
ですから、効果ありきでサービスを組み立てることはプロとして当然の事ですね。

はじめは難しいと感じるアドバイスも、このようにそのセッションの最終的な商品のかたちから逆に考えていけば、自ずと答えは出るものです。
「必要は発明の母」という言葉がありますが、必要から始めに考えてみると発想もしやすくなるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です