占い師になるには?

占い師と聞くとどのようなイメージがありますか?

占い関係の検索ワードの中で、特に大きなボリュームを占めるのが「占い師になるには」というワードです。
占い師には資格が必要ありません。しかし、この「誰でもなれる」というのが、非常に厄介です。
参入ハードルが低いということは、続けていくとが難しい業界であることの裏返しです。

占い師として活躍するためには本来多くのスキルを必要とします。
決して楽に収入を得ることができるものではありませんが、しっかりとスキルを学べば高い収入ステージで活躍することもできます。

このページでは、そんな「占い師になるため」にどのような方法を取ればよいのかをご紹介致します。

1:占い師とはどんな仕事か

Portrait of fortune teller with tarot cards
占い師の仕事というのは、「相談を聞き具体的な方策を考える」事であり、つまる所「コンサルタント業」です。
分析に使用するツールがタロットであったり霊的な感性であったりするだけで、仕事の内容はシンプルです。

ですから、みなさんはお客さまのお悩みが「恋愛」であれば「恋愛コンサルタント」に、「仕事」であれば「職業生活コンサルタント」や「人間関係コンサルタント」に柔軟に姿を変えながら、ありとあらゆるご相談に、占いを用いてアドバイスや行動プランを提示していくことがお仕事となります。
難しい印象がありますが、親しい人の相談にのった経験は誰しもあるはずです。
その時のことを思い出してみると役割のイメージがし易いですね。
単純に結果を伝えれば良いというものでは無く、「どうすれば悩みが良い方向へ行くのか?」「どのような行動が必要となるのか?」までお伝えすることが占い師の仕事になります。

占い師ってどんな仕事?

2016年11月25日

2:占い師になる方法

Female Fortuneteller or esoteric Oracle, sees in the future by hand reading during a Seance to interpret them and to answer questions
占い師は資格がいらない職業であり、なるだけであれば、誰にでも簡単です。
占い師になる方法は大きく分けて3つあります。

  • 占いの学校や占い教室などに通い、占いのスキルを指導してもらう。学校によっては、サイトや占いの館と提携していたりするのでデビュー先の斡旋もしてくれる事もある。
  • 先輩占い師に弟子入りして、指導してもらう。ワークショップなどに参加して指導を受ける。
  • 独学で勉強し、自分で活動先を見つける

という3つがほとんどのケースです。

品質への信頼とフォローの手厚さという意味では、学校に通う選択が一番良いと思いますが、一定の授業料がかかってしまうのが難点です。
また、お弟子さんとなって修行をつけてもらう場合も、どんな占い師に弟子入りするのかによって、今後が大きく左右されますから、なるべく良い師匠を見つけたいところですね。
師弟関係といっても、そんなにギスギスした方は稀ですから、詳しい先輩占い師に教えてもらう、といった認識で良いと思います。しかし、このような形でお勉強される方は今の時代では少なくなっています。

最近では、3の独学でお勉強されてデビューする方が非常に多くなった印象です。
最近の電話占い会社では多いのですが、エントリーからデビューまで、技術指導も含めて一貫してプロデュースしてくれるシステムが登場したことは、業界全体に独学で勉強して占い師になる風潮を一層強めた気がします。

このように未経験の方や、趣味程度だった知識の方をデビューまでフォローしてくれる会社もありますし、メール占いやLINE占いなど、顔を出さず簡単に参入できるところもありますから、独学でお勉強されるのも良いと思います。

神秘的で秘密が多い業界のように見えますが、あらゆる人に開かれていて、意外と簡単になれる事がおわかり頂けると思います。

占い師は参入ハードルが低いということ

このように、占い師は非常に参入ハードルが低い業界であることがわかると思います。
しかし、参入ハードルが低い(誰でもなれる)ということは、継続して行くことが難しい(競争が激しく淘汰されやすい)業界であることの裏返しである事を忘れてはいけません。

最近ではSNSなどの普及によって、メディアをいかに上手に活用することができるのか、という点も、個人で仕事をする占い師に重要なスキルの一つであると言えます。
フェイスブックやツイッターなど、身近なSNSメディアを利用し、リピーターの囲い込みや、セルフプロモーションなどに取り組まなければ、収入を安定して確保する事は難しいのです。

最近流行りの「電話占い」

当サイトは電話占いに特化した占い紹介のサイトですが、占い業界の中でも最近ニーズが高まっているのが、この「電話占い」という業態です。
電話占い師は、場所を選ばずサイトを通じでお客さまの対応をすることができ、例えば自室や旅先などからでも鑑定業務ができると人気が高まっています。また、お客さまサイドからしても、占いの館まで足を運ばずに占いを受けることができ、自分の顔を見せなくても占いができるなど、利便性が高く人気があります。
また、対面鑑定のお客さまが来ない時間を利用して待機ができたりする点も魅力の一つでしょう。

しかし、お客さまからいただける情報は電話口の声だけであることや、霊感占いに人気が集中している事など、独特の仕組みが出来上がっており、この業態で長く収入を得ていくためには、専用のテクニックを身につける必要があります。

たまに見かける「占いの資格」について

占い師は資格を必要とせずだれでもなることができる職業の一つですが、さまざまな民間団体が催している講習を受けることによって、技術の認定を受けることができます。
あくまで民間のものであり、占いには資格が必要ありませんから、信頼を得るための販促ツール程度と考えてもらえば良いと思います。

また、日本には公的機関が発行する占いについての資格はありません。時折公的な資格である事をうたい、高額な証明書や教材などを販売している団体もありますから、気をつけるようにしましょう。

一方で役に立つ資格もある

占いに関しての資格は、そのような認識で良いと思いますが、占い以外で公的機関が認定している資格の中には、とても役立つものがいくつかあります。
臨床心理士などの心療医療に関わる資格や、フィナンシャルプランナーのような、ライフプランニングを司る資格については、非常に役立つ事が多く、その分野の知識を存分に発揮することができるでしょう。
他の占い師との差別化を図れる上に、占い以外の分野で収入を得ることもできますからオススメです。
取ろうと思って取る事が難しい資格ですが、経営学修士の方に占いで成功している方が多い印象があります。論理的に問題解決の為にするべき行動を分析できるからでしょう。

3:占術紹介

Crystal pendulum with zodiac wheel for astrology
占い師が用いる占いの方法=占術には非常に多くのものがありますね。
タロットカードや占星術、手相占いなど、テレビや雑誌などでご存知のものもあると思います。
このように、占術は世界中に非常に沢山存在し、さらに、占い師によって複雑に組み合わせられて鑑定に用いられます。
しかし、霊感を除くほとんどの占術は、大きく3つの種類に分けることができます。

命占

命占とは、生年月日や生まれた場所などの、この世に生を受けた時に定められた変わらない情報をもとにして、今後の運勢を占うもので、もっとも古い占いである西洋占星術が含まれる占術カテゴリです。この、生まれた時の情報というのは、今後変わることが無いため、したがって、生まれた時に持っていた運勢(命式やネイタルチャートなど)は今後変わることがありません。
ですから命占というのは、生まれながらに持っている才覚や今後の人生、宿命などを読み取るときに適していると言われています。

【含まれる代表的な占い】

  • 西洋占星術
  • 数秘術
  • 四柱推命
  • 算命学
  • 九星気学

など

相占

相占とは、物が持っている相(見た目)から占いをするものです。手相や人相占いなどは皆さん見たことがあると思います。家相、つまり風水や、字画から運勢を読み解く、姓名判断などもこちらに分類されます。命占にくらべて相というのは後天的な要因で変えることができます。ですから、より運勢を開いていく事(開運)につなげやすい占いであると言えますね。
ただし、見た目をもとにした占いになりますから、「電話占い」のステージでは強みを活かせない点に注意しましょう。対面鑑定向きと言えます。

【含まれる代表的な占い】

  • 風水
  • 姓名判断
  • 手相
  • 人相
  • 筆跡鑑定

など

卜占

卜占とは、共時性を基に吉兆を占うものです。つまり、偶然出た何かを、それが必然であるように考え、生活に活かす術ですね。タロットや易など、占いらしいものが多く含まれます。
卜占はどちらかと言えば命占の反対で、時間とともに移ろいで行く物事を占うのに適しています。今日の運勢や、恋愛事情や人の気持ちなどですね。
さらに卜占の特徴として、アドバイスにつなげやすい占いである点が上げられます。

【含まれる代表的な占い】

  • タロット
  • ルーン占い
  • 六壬神課
  • オラクルカード

など

霊感占いって何?

では、霊感占いはどのような位置づけとなるのでしょうか。
霊感占いだけは上記の3つのカテゴリの外にある占いです。
最近人気が高まっている占いの方法ですが、カードやホロスコープといったモジュールを使用する事無く、「自らに備わった霊的な感性」だけでお客さまの運勢を読み解くというものになります。

多くの霊感の持ち主は、霊感を用いた占い中に何か視えたり、聞こえたり、という事では無く、「肌で感じる」ようなインスピレーションを得ていると言います。
相手の気持ちや考え、あなた自身の想いや過去・未来などが、質問を聞き、神経を集中させると、肌を伝って視えて(感じて)くるのだそうです。

霊感占いとして占い業界で扱われているものには、以下のものがあります。

【含まれる代表的なもの】

  • 霊感・霊視
  • 守護霊
  • 守護天使
  • アカシックレコード
  • ハイヤーセルフ
  • インナーチャイルド
  • オーラ
  • 前世

など

非常に神秘性が高い占いの方法となりますが、その分自らの感性だけでセッションを取り仕切る必要がありますから、高度な技術の一つだと言えるでしょう。

最初に選ぶのはどんな占術がいいの?

基本的に実際の鑑定に耐えられる占術を会得する必要があります。
多くのセッションでは、どれか一つだけの占術を用いて鑑定をする場合の方が稀です。
例え「タロット専門」でやっている人にしても、何種類かのカードを用いてみたり、占星術や数秘術の知識と組み合わせたりする必要が出てきます。
使用頻度で言えば、占い師に寄せられる質問のうち半数くらいは恋愛相談となりますから、卜占を一つと、その人の本質や長期の運勢を読み解くことができる命占を一つ、まずは勉強すると良いでしょう。
なるべく親和性の高い占いをセットでお勉強されると良いですが、勉強しやすいもの=競争率が高いという悩ましい問題があります。
とはいえ、やはり定番のものほどお客さまも理解しやすいですから、まずは聞いたことがある占いの中から選ぶと良いですね。

霊感占いについて考える

2016年12月25日

4:占いの勉強方法

さまざまな占術があるのはわかりましたが、どうやって占術を勉強すれば良いのでしょう。
まずはなんでも良いので本を買ってみる事をオススメします。占いに対しての書籍は非常に多く出版されていますが、まずは値段が手頃なものをなんでも一冊かって見ましょう。そして、面白そうな部分だけ読んでみてください。すると、知らない知識が出てきます。そうしたら、その知識を部分を調べてみましょう。きっと同じような事の繰り返しになると思います。
このように、とにかく占いは膨大な知識を必要とします。
それもそのはずで、人類の歴史は占いの歴史といってもよいほど、占いは身近な所にあり研究され続けてきました。西洋占星術であればその過程で天文学の礎を成し、易というのは儒教の基本書籍として知られる五経の筆頭経典「易経」に記されている思想的「学問」です。
また、各占い同士の関連性も多数あり、「タロットと西洋占星術」や学問として体系付けられている東洋占術たちなど、特定の一つの占いのみを勉強すれば良いというものではありません。

ですから占い師は常に勉強をしている必要があります。
なんでもいいので文献を読み、わからない知識を調べる。この繰り返しにまさる勉強方法はありません。最近はインターネットが普及しましたから、ずっと簡単にほしい知識にたどり着けると思います。

さらに占い師として活動していくためには、営業技術や、メディアやSNSのノウハウ、納税など経営の一部も勉強をしなければなりません。
また、それ以前の部分、つまり社会経験や常識、なども当然必要です。

そんな事言っても、はじめに何から始めればいいの?

とはいえ、急に占いを勉強する、といっても疑問点というのはすぐに見つかるものでもありません。
まずは自分の占術を使って自分を占って見てください。すると、自分の得意な鑑定内容はすんなりと読み解けると思いますが、そうでない部分がちらほら見え始めます。この部分を書籍やネットを用いて調べましょう。

もし、身近に占える人がいれば、その人から相談事や質問を聞きながら実際に占いを展開してみてください。
今度はもっとわからない部分やすんなり答えられない部分が多く出てきます。これに応えられるようになるまで、この内容を繰り替えましょう。もちろん、実際の鑑定業務をはじめている人は、平行して行ってもよいと思います。

だいたい1年くらい「占って、すんなりリーディングできなかった場所を調べて・・・」というのを繰り返していると、気づけば相当な知識と経験が頭の中に入っていると思います。
その調子でもう2年くらい占いを続けていると、とても内容の濃いセッションができる様になっていると思います。
石の上にも三年といいますが、勉学における3年というのは、その物事に「精通している」といっていいほどの知識を蓄えることができますよ。
ここまでくれば、どんな悩みに対しても安定したセッションを展開できるようになっています。お客さまからは「安心感のある占い師さん」として見えていることでしょう。

5:よくある質問

Question mark heap on table concept for confusion,
占い師を志す人たちが気にする内容には以下のものがあります。

占い師のお給料って実際にどれくらい?

個人事業主である占い師の給料は非常に振れ幅が大きいのが特徴です。
ある調査によれば占い師の月間平均収入は約10万円だと言われています。
資格を必要とせず自由に契約が出来る占い師市場は、働き方も人によって変わります。週に1回しか鑑定しない人も占い師ですし、毎日鑑定に勤しむ方も同じ占い師です。
これらすべての「占い師を自負する方」の月収平均が10万円というわけです。

しかし、私の体感になりますが、毎日決まったリズムで仕事をする占い師になると、本職は別にあったとしても月間で20万〜30万ほどは安定して稼げていた印象があります。
しっかりと営業ノウハウとスキルを学べば、ビジネスとして展開することもできるのではないでしょうか。

また、人気占い師ともなれば毎月100万を超える報酬を稼ぎ出す方も多数います。
以前私がプロデュースに関わった占い師さんですと、年収で2000万円を超える方も数名いたのを覚えています。このクラスになるとメディア戦略や出版なども考えなければならず、個人規模は超えてしまいますね。
しかし、これくらいの収入ステージで活躍するチャンスもある職業の一つであると言えるでしょう。

占い師のお給料ってどれくらい?

2016年12月16日

占いをしたいのですが、霊感は必要?

必ずしも必要ではありません。
占いの本質は「相談にのり、悩みに対して具体的な方策を示すこと」です。そのお悩みをコンサルティングできる技術があれば、占術は自由に選択して良いでしょう。
また、電話占い師としてデビューする際には、プロモーション的な目的をもって、「霊感タロット」のようにキャラクターに神秘性を持たされることがあります。これは電話占いを求めるお客さまのニーズが霊感にとても集中してしまっている点を、ビジネスとして展開しているサイトが汲み取っている結果であり、ある意味業界の構造とも言える「しょうがない」部分かもしれません。
ですから、当然電話占い師を目指すにしても、霊感が必須であるという訳ではないので、ご安心くださいね。

電話占い師のプロフィールって本当なの?

2016年12月30日

以上、占い師になるためというテーマで記事をまとめました。
このページは随時更新していきますので、なにか調べ物の際には合わせてご覧いただけますと幸いです。
最近は簡単に占い師を目指せるようになりましたが、占い師には様々な知識と教養が求められるのは太古から変わりません。

ざっくりと大まかにまとめたようなページになりますが、皆さまのご活動の役に立てますと幸いです。

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