最初にどこまで占えばよいのか

はじめにどこまで鑑定する?

こんにちは。コンサルタントの山羊沢です。

今回は占い師のみなさんが間違いがちなお話をさせていただこうと思います。

みなさん、ご自分のお客さま“Aさん”が、

「実は職場のBさんのことが気になっているの。最近飲み会で仲良くなって・・・
それで、そのときは今度二人でどこかいきましょう。なんて話してくれたんだけどそれっきりで・・・」

のような相談を持ちかけられた時、はじめの鑑定でどれほどの深さまで視ているでしょうか?

彼とあなたの生年月日を聞いて、相性を視て・・・カードを引いて今後の“運命”をくわしく説明してあげないと・・・
と、思っている占い師さんは非常に多くいらっしゃいます。

しかし、それは大きな間違いです。

占い業界での霊感ブームにのって、何も言わずにはじめからズバズバ当てるような占いが流行しましたが、それはまったく占いの本質から逸脱した行為だと認識を改めましょう。テレビでよく見るあれはほとんどがショービジネスであり、占いビジネスとは別のものです。

正解は・・・

私であれば、
「でも、お二人相性いいみたいですよ。」
程度ですし、これで正解です。
そしてそのあと、
「どれくらいお話しをしてないんですか?」
などの話につなげていきます。

よくやりがちなのが、二人の性格、相性から始まり、今後の展開、出来事、結果まで一気に占って告げてしまうような“雑”鑑定ですね。
しかし、このサイトでは強く申し上げてきましたが「占い師はコンサルタント業」です。
会社の運営状況を知らずに経営のコンサルタントが出来ないように、相談者の状況を詳しく知らなければ、その人に本当に必要なものを提言することはできません。

ですからはじめの鑑定は、その後もっと深い質問や話を聞き出すための、大変軽い内容で良いのです。
軽い占いであればすぐに答えることもできますから、演出的に見ても、質問して間を開けずに関係のある答えが占い師から返ってくると、「なんだか視えてる人なんだな」という期待感も膨らみますね。

そうして会話を重ねてくわしく相談者が置かれている状況を読み取り、的確に進むべき次のステップを提示してあげます。
先に挙げたような、時間をかけて細かく読み取るリーディングを施すのは、鑑定を実施するに過不足ない情報がちゃんと把握出来てからのほうが良いですね。
このあたりは占い師が意識すべき鑑定の流れとして、別のコラムでも詳しくご紹介致しますので、参考にして頂けると幸いです。

「セッション」という言葉が示すとおり、占いも相手があってこそのものです。
相談者を置いてけぼりにするような鑑定は避けたいところですね。

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