占い師に向いている人、そうでない人

こんにちは。コンサルタントの山羊沢です。

「占い師に向いている人ってどのような方ですか?」というのは、占いをしてみたい方向けのセミナーでよく聞かれる内容です。
確かに占い師に向いている人とは、どんな人なのでしょうか?人気の占い師さん達から共通項を見つけて考えれば良いのでしょうが、それくらいの占い師さんたちともなると、占い師としてのキャラクターが立ちすぎていて、一見して共通のポテンシャルなど無いようにも見えますね。

ネットで検索してみても、さまざまな答えが見つかります。

  • 霊感の強い人(あるいは無い人)
  • どんな人にも共感できる人
  • 神秘的な人
  • お客さまから悪いオーラを受けない人
  • お金についてうるさくない人

など、サイトによってさまざまですが、一体どのような人が占い師として活躍できるのでしょうか?
今回はこのテーマについて考えて見ようと思います。

何が一番大切なのか?

なぜ、あなたは占い師を志したのでしょうか。
そもそも「占い」が好きなのであれば、「占いが趣味の会社員」でも良いはずです。しかし、「占い師」をあえて志したのはなぜでしょうか。
おそらく、殆どの方がビジネスとして魅力を感じたからに他ならないと思いますし、それで正解だと私は思います。
「人を救いたい強い思い」や「文化的な面を持つ職業である」という所から占い師を目指す人や、占いをビジネスと言う事に嫌悪感を抱く方もいらっしゃるでしょう。
しかし、多くの場合、就業環境の利便性や副業としての魅力、高収入のチャンスもある、という部分に魅力を感じて占い師を目指す事のほうが多いでしょう(これは、最近の占い会社が出だしている広告内容の影響もあるのかもしれません)。

どういう思いで志すにせよ、一番最初に考えてほしいのは、「占い師」とは、商品を提供し、金銭を頂く「職業」であるという点です。
ですから、占い師にとって一番大切な事は、頂いた金銭に見合うサービスを提供できているかどうかということになります。

占い師の仕事(サービス)はコンサルタント業であるというのは、コラム内で何度かご紹介してきました。
コンサルタントの仕事は相談に乗り、問題の原因を見つけ、方策を相談者に示すことです。
専門的に「インファレンス能力」と呼ばれますが、相談者から受け取った情報を分析し、何は正しく、確実であり、どこに問題があるのか、因果関係はどのようになっているのか、解決方法は何か、という内容を理解し推論できる能力が最も重要とされています。

占い師といえば、神秘的で抽象的、というイメージを持っている人もいることでしょうが、本当の人気占い師が行うアドバイスは、経験や知識に基づき、悩みの本質を射抜くような助言に程よく神秘性を帯びさせ、霊的にも実生活上にも良い効果を生み出す物が多いです。これらは、上記した「インファレンス能力」無しでは提供することができません。

占い師に向いている人は「論理的思考」が出来る人

相談者が占い師に求める物は、「客観的な現状の分析」と「効果のあるアドバイス」です。

ですが、お金に心を惑わされないことや、共感力に優れるというのも、占い師に大切な要素ですね。論理的な思考ができても、それを相手に伝える時、相手の気持ちを感じながら伝えなければいけませんし、お金ばかり考えて、セッション時間を無理やり伸ばすのは絶対のタブーです。

つまり占い師に向いている人というのは、他人の気持ちを理解でき、かつ論理的に物事を考えられる「インファレンス能力」の高い人だと言うことができるでしょう。

逆に、占いに対し神秘性を強く追い求めている方は「占い師」よりも「占いを研究」したり、ライティングや出版など、その魅力を「紹介」していく立場の方が向いているかもしれません。

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