自己紹介の大切さを考える
こんにちは。山羊沢です。
今回はセッションの導入部分やまだ知らないお客さまに自分を知ってもらうための自己紹介について考えてみようと思います。
おそらく初めて鑑定をご依頼してくださったお客さまには、皆さんはじめに自分の紹介を簡単に盛り込んでいることと思いますが、この自己紹介にも、意識してほしいポイントが3つあります。
「セッションにフレーバー付けをする」などと言ったりしますが、お客さまが「占い」の世界に引き込まれるキッカケとなる会話になりますので、少し工夫してみると良いでしょう。
1:急に始めない
時折なのですが、急に会話の流れを打ち切って自己紹介をする占い師さんがいます。
これは、自己紹介どうこうよりも、全体のセッションの流れを悪くしてしまうのでなるべく避けたいところです。
自分のスキルや個性を知ってもらう事も鑑定の内容を深める上では重要ですが、あくまで相談者さまは悩みに答えてほしいのであって、占い師の「語り」を聞きたいわけではないので注意しましょう。
「今日は寒いですね〜」などの簡単なご挨拶から、「私も寒がりなんで、こんな厚着してしまって・・・占い師っぽくないでしょ?」などの自分に近い話題に写っていくのがポイントです。こうすれば会話に対する違和感(=緊張)は低く、滑らかに自分の話題を展開することができます。
また、占い師は鑑定に入ると否応なく会話が神秘性を帯びてしまいますから、「講師をしていた」などの現実寄りの話は先にしておくほうが良いです。
2:一度にたくさんしない
もちろん自己紹介ははじめの方にするのが良いですが、なにもそれが終わったら自己紹介を一切しない、という決まりがあるわけではありません。お客さまからすれば占い師が扱う世界は未知の世界です。一気に話したいことをまとめて話されてしまうと、英語のテキストをまとめて聞いた後のような、わけの分からない状況になってしまいます。はじめは本当に簡素にポイントをまとめて話すと良いです。
3:随所に散りばめる
占い師にとって鑑定中の空気(雰囲気)はすべて自分のPRだと思って下さい。それほど占い師が行う神秘的な所作や話はお客さまの心に残ります。カードを引いたら出たカードの小話を展開したり、というのも、立派な自己紹介になります。
“2”で一度にたくさんしないと言いましたが、一度にたくさんしない分、セッション全体を通し、お客さまの相談に乗りながらも「自分について知ってもらうんだ」という気持ちで話しをすると良いでしょう。
ただしあくまで主体は「お客さまの相談に乗ること」ですから、自分の話ばかりしないよう気をつけてください。
上に挙げたポイントは、非常に簡単なものです。
しかし、自分の鑑定を思い返してみると、お客さんの相談に乗るだけで自分の事を何も覚えてもらってない!というケースもあるはずです。難しいテクニカルな取り組みも大切ですが、今回紹介したような簡単なポイントを忘れず取り組むことも大切ですね。
コメントを残す