こんにちは。コンサルタントの山羊沢です。
プロデューサーやプロデュースなどの言葉は非常によく聞くと思います。英語では生産という意味がある言葉ですが、日本の場合、企画や制作をする場合使われる言葉です。「新たに価値を生み出すこと」と解釈しても良いでしょう。
しかし、さらに身近な事柄である「セルフプロデュース」という言葉はあまり聞く機会がありません。
最近、ブロガーやいわゆるノマドワーカーと言われる人達が認知され始めたのと同時に、その収入ノウハウの一要素として語られる場面が増えた気がします。
このセルフプロデュースですが、占い師がお客さまを増やす上でも非常に重要なポイントとなります。
今回は占い師が行うセルフプロデュースについて、考えてみましょう。
セルフプロデュースとは?
はじめに、セルフプロデュースとは何か考えてみましょう。
セルフプロデュースとは簡単に言うと、自分で自分の価値を高めることを言います。
例えば、芸能人やイベントなどでは「プロデューサー」という制作の統括者が全体の指揮を取り、ものの価値をより高める為に活動します。これを自分で行うのがセルフプロデュースです。
昨今はSNSの普及により、セルフプロデュースがずっと簡単に、身近なものになりました。
芸能人でも毎日ブログやツイート、インスタグラムなどで自分を発信し、自身について知ってもらえるよう活動をしていますね。
このような写真からは、その方の性格や嗜好、趣味や知識などさまざまなものが見えてきます。自分について新しい価値を受け手に見出してもらうような活動もセルフプロデュースの一つです。
占い師としてキャラクター性をもたせたり、幅広い占術に精通したりと、占い師のできるセルフプロデュースも幅広いです。
せっかく占いをしてもらうのなら、普通の方よりはやはりユニークな占い師と相談したいですし、注目も変わりますよね。また、占いの料金も幅広い占術で占えるのであれば他の方と差別化が図れます。このように、セルフプロデュースを行うと活動の選択肢を大きく広げることが出来ます。
どんな占い師になりたいのか考えてみよう
自分が占い師を始めたときに、どんな占い師になりたいのか考えたことはあったでしょうか?
きっと多くの方が、「スキルを活かして活躍したい!」という漠然とした目的はあったと思いますが、活躍するまでの道のりで必要となる、いくつかの目標まで詳細に考えた方は少ないと思います。
セルフプロデュースはまさにこの「目標」、つまり、占い師のマイルストーンの一つとなるわけです。
「活躍する」という目的自体がふんわりしすぎていますから、明確に「稼ぐ!」として考えるとわかりやすいと思います。
稼ぐために必要なのはなんでしょうか?
もちろん、占術がしっかりしていることは大前提ですが、持っている知識やキャリア、見た目、衣装、話し方なども重要になるでしょう。
なぜなら、これらの要素を発信することは、お客さんがあなたを「他の占い師と違う」と判断するためのポイントとなるからです。
例えば、同じ「シイタケ」を買うときでも、「国産」か「海外産」かを気にした事はありませんか?
そして、例えばこれが同じ値段と量だったら間違いなく先に売り切れるのは国産品です。
多少値段が高かったとしても、安定して売れるのはやはり国産ブランドです。
この「ブランド」を生み出す要素となるのが、先に述べたポイントなのです。
つまりセルフプロデュースとは「自分ブランド」を生み出すための手段と考えるとわかりやすいでしょう。
そして、どのようなブランドとして展開していきたいのかが自分に解っていなければ、何を取り組むべきなのかがわかりません。
目的から逆算することは相談者さんにするアドバイスと一緒ですね。
自分の「なりたい像」に必要な目標(要素)を考えてみましょう。
目標までイメージ出来たら次のコラムで紹介する実行へと移していきます。
→②へつづく
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