こんにちは。コンサルタントの山羊沢です。
占い師によって扱う占術は様々です。
数種類の占術を組み合わせながらセッションを行う方もいらっしゃるでしょう。
さまざまに展開されていく占術は、相談に訪れたお客さまの目も楽しませます。しかし、電話占いとなると、なかなかそうはいきません。
電話占い師の中には、占術展開中のパフォーマンスを気にしている人もいるのではないでしょうか?
また、占術の展開中以外でも、電話占いにおいて、「無言」はなるべく避けたいタブーの一つです。
今日は電話占い師であれば、誰でも気にした事があるであろう「無言」について、対策を一緒に考えてみましょう。
どうして無言になってしまうのか考えよう
電話占いというのは、電話を通して会話をする事が前提のサービスです。
しかし、電話がつながっている最中に無言の間ができてしまったり、何を話していいかわからなくなってしまい、結果としてギクシャクした会話になってしまう事がよくあります。
日常の会話でも時折見受ける光景ではあるものの、対価を頂いているサービスの中では、なるべく避けたいものですよね。
特に電話占いでは、占い師の無言は「まるで放送事故」と例えられるように、タブー視されています。本来、迷いに対し未知を示すべき占い師が会話にすら迷ってしまっているからです。あるいは何らかの原因で相談者が相談しにくい雰囲気になっているのかもしれません。いずれの場合も不安を増長させてしまう危険性を孕んでいます。
なぜ会話が思うように続かないことがあるのでしょう?
概ね、以下のパターンのどれかを気付かない内にしてしまっている方に多いようです。
- 同調や共感の多用しすぎ
- 自分の考えを言い過ぎている
- 深く考えずポジティブな返事をしてしまっている
どれも、私達の仕事に必要な行為が「行き過ぎた」パターンですね。
ケース別で詳しく見てみましょう。
同調や共感の多用しすぎ
同調や共感の多用しすぎとは、「わかる」や「そうだよね」、「不安だよね」などの共感を示す言葉を使いすぎているパターンです。
皆さんのそばに、話しをした時に、「わかるわかる!」や「だよね!」などの言葉がやたらと多い人はいませんか?そのような方とお話ししたとき、この人は「本当にわかっているのかな?」と感じる事があると思います。
さらに、興味や理解の薄い(あるいは無い)同調は、会話の焦点も合いにくく、その後の会話も円滑に行かないケースが多いです。
したがって、当然会話には温度差が生まれ、相談者には、「ただ調子を合わせてくれているだけだ」という意識を持たれてしまいますから、相手も話す意欲が削がれてしまいますね。
最初は話せていたのに、なぜか自然と会話が続かなくなってしまう系の方は一度見直してみると良いでしょう。
自分の考えを言い過ぎている
これはイメージし易いと思います。
相手が何か言うたびに自分の事について話してしまうパターンです。
B「私は××だと思うよー!」
B「私の旦那なんて一ヶ月も平気で連絡よこさないから!」
のようなパターンで、単純に話すだけ嫌な気分にさせてしまっているケースです。
これは最初に悩みを聞いている時と、占いの結果を伝えている時に特に多い印象ですね。
一度相手の話しをすべて聞いた上であなたの考えを言うと改善が見込めます。
とにかく相手の話しは全部聞く。そして「あなたは彼思いの人なんですね。」などの相手の意見を認めた上で自分の考えを話すようにしてみましょう。
自分は結構話しているのに会話が続かないという人はこのケースが多いかもしれませんね。
深く考えずポジティブな返事をしてしまっている
これは最も占い師が避けるべき会話ですね。
B「大丈夫大丈夫!そんな事無いって!明るく考えよう!」
相談する意欲をもっとも削ぐ会話の一つでしょう。
相手の心理状態と返答の温度差がありすぎた場合、言葉では安心を告げていても、「この人は自分の問題をまったく真剣に考えてくれていないんだろうな」という印象を強くもたれてしまいます。
不安な気持ちは無理に明るくさせる必要はありません。
一度心配する会話を挟んで、相談者の不安をあなたが受け入れてあげることが重要です。
B「そうなんだ・・・なにか彼についてわからない事があったの?」
などとクッションを挟んであげた方が、相手の気持ちも和らぎ、自然と会話が生まれるでしょう。
理由もわからず、なぜか会話が続かない方はこのケースのことが多いように見受けます。
いずれのパターンであっても、セッション中に必要な行為が行き過ぎた時に発生しています。
自分は会話ベタだから話が続かない、と思っている人でも、一度上記のような事はなかったか、思い返してみるとよいでしょう。
会話だけではない!他の音も使って耳を楽しませる
占い中に聞こえる音には、占い師の声以外にもさまざまなものがあります。
例えば、タロットを使う人でしたらカードを切る音やスプレッドを展開する「紙の擦れる音」であったり、ヒーリングをセッションに取り入れている人であれば、音叉やベル、密教系の知識を用いている方はティンシャなどもセッション中に聞こえる音になります。
また、占い師さんによって、背景音としてヒーリング・ミュージックを流している人や読経などから知慧を得ている方などもいることでしょう。
このように、セッションと言っても、何も占い師の言葉だけが、相談者に聞こえている音というわけではありません。
どうしても無言の間ができてしまう!という方は、このような音にひとまず助けを借りてみて、サービスの内容を高めるのも、一つの手段だと思います。
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