盛り塩と聞くと、皆さんどのようなイメージがありますか?
一番身近なイメージは、葬祭後の玄関先の盛り塩ではないでしょうか。これは不浄を払い、家の中に入ってこないようにするいわゆる「おまじない」の一つです。
宗教的な背景が色濃い盛り塩ですが、風水などでは、非常にポピュラーな開運方法として古くから親しまれています。
今回は盛り塩のやり方についてご紹介致します。
盛り塩とはなにか?
盛り塩の起源についてははっきりした事はわかっていません。
大陸の宮中の逸話であったり、神道や仏教から取り入れられていたりと、場所やシーンによっても、モチーフしているモデルが異なるようです。
一般的に、盛り塩は3つの意味合いで行われる事が多いです。
- 入ってくる気を清め、良人を招く(風水で招貴人と言います)
- 悪い気をはらい、清める
- 気を集める(集気)
日本人は特に精神的な清らかさを尊重する民族ですから、日常的に場を清める盛り塩が生活に浸透しています。
風水ブームによってテレビなどでも紹介されることが多くなりましたが、盛り塩も置く場所によって、さまざまな良い効果を気の廻りにもたらすといいます。
盛り塩をやるには?
盛り塩はキッチンにあるもので簡単に作れてしまいます。
- 塩(天然のもの。粗塩が好ましい)
- 小皿(白いもの)
- 水(少々)
必要に応じてヘラなどを使いますが、最低限これだけあれば十分です。
- 整形をする場合は、塩に水をふりかけかきまぜる。塊ができやすいように湿らせる。
- 小皿にのせ、整形する。
- 円錐型がもっとも一般的ですが、三角錐や円柱の形に盛ることもあります。好みの形と大きさで構いませんが、粘土のようにいつまでも弄っている事のないようにしましょう。大きさと形によって効果が変わることは無いです。
もちろん、湿らせずにそのまま小皿に盛っても良いです。 - 設置する
自分がどんな気を上げたいのかで置く場所を変えよう
玄関に置くのが良いです。
風水では、気の入口は玄関だと言われます。ですから、玄関は非常に重要な場所です。家全体の気を清め、運気を上げたい方はまず設置すると良いでしょう。お店などの人通りが多い場所の場合は、両サイドに設置します。
また、北東と南西に対角に設置すると、鬼門の上に置くような格好となり、さらなる厄除けに期待できます。
自分が最もよく使う部屋の、南東の方角に設置します。
ベッドの側なども良いですが、枕元に設置するのだけは控えます。
また、部屋の四隅に置くのは避けたほうが良いです。
自分が使う机の上がもっとも良いです。また、自室の北西、北東の方角に設置するのも良いです。
水回りに設置するのが良いでしょう。
キッチンやトイレに設置すると良いですね。自室に置く場合は西の方角に置くと良いです。
内容にかぎらず、必ず設置場所は一度掃除してから置くようにしましょう。
さらに、盛り塩は1週間しないくらいで交換をするようにしてください。塩には良い気も悪い気も集める効果があります。塩が古くなってくると徐々に悪いものを集める役割の方が大きくなっていくのです。
使用した塩はそのままゴミ箱に捨ててしまって構いませんが、トイレや風呂に使用するのば控えましょう。
盛り塩は誰でも日本人には非常に親しみのあるアイテムです。
しかし、どのような意味があるのかを気にした人は少ないでしょう。
このようなアイテムで、気の廻りを意識して生活してみると、いつもと違った気持ちで生活が遅れるのではないでしょうか?
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