こんにちは。コンサルタントの山羊沢です。
皆さんは所属する占いの団体や会社を選ぶ時、どんなことに気をつけていますか?
占い業界は電話占いの普及により、過去にないほどの盛り上がりを見せています。その分、参画してくる事業者も多種に渡り、非常に沢山の団体が籍をおく業界になりました。
特に電話占いは、どこかの会社と契約をしてスタートする事がほとんどですから、選ぶときも慎重になりたいものですね。
今日は、占い師が電話占い会社を選ぶ時に気をつけるべきポイントを考えて見ましょう。
占いに対してどのような意識を持っているのか見抜く事
はじめに気にしておきたい事は、占いに対してどのような意識を持っているのか、という事です。
ここで言う意識というのは、志のようなものだと思ってください。
よく占い師側で勘違いしている事が多いのが、
「会社は占いをビジネスとしてしか見ていない為、自分のスタンスと異なる。だから自分には合わない」
というもの。
ですが、企業の使命は「利益の追求」ですからビジネスとして見ていて当然なのです。
気にするべきはもっと踏み込んだ、仕事に対する理念です。つまり何を理として利益を生み出すのか、という事ですね。
例えば私立の学校や開業医の先生方は、ビジネスとして事業を行っていますが、彼らはお金だけを見ていれば言いわけではありません。
もっと身近な例もたくさんありますね。
例えば飲食店では、
「当店はすべて契約農家から仕入れる一級品の食材です」
「一流のサービスで食事以外も素晴らしい時間を過ごしてもらえるように」
のような言葉を聞いたことがあると思います。
このような会社では「契約農家以外の野菜」をお客さまに出して利益をあげようとはしませんし、「質の低いサービス」でお客さまから対価をいただこうとは思わないはずです。
同じ利益を追求するにしても、守るべき理が備わっているのかどうか、これを判断することが重要なのです。
今や大小あらゆる会社がひしめき合っている電話占い業界では、自分たちの仕事に誇りを持ち、良いサービスを追求している素晴らしい会社もたくさんあるのですが、中には「霊感商法」を平気で行うような会社や、意図的に「占い依存症」を生み出し、実のないセッションでお金だけ搾取するような会社も存在しています。
具体的にどうやってチェックすればよいか
会社と占い師の接点は応募によって始まり、電話面接や、会社に伺っての面接を経て採用となります。
この過程において、どのような事をチェックすれば、会社の姿勢を見抜く事ができるのでしょうか。
以下にどの会社でも、チェックし易いポイントを挙げて見ました。
- 受電時に会社名を名乗るかどうか
- 電話口の担当者の声色は明るいか
- 霊感を強く勧めてこないか。その理由はどうか
- 集客の術にはどのようなものがあるのか
- 数字的な話が多いかどうか。ビジネスとして考えているか
受電時に会社名を名乗らない会社は基本的に疑うようにしましょう。
業種柄、個人名を名乗らない事は多くありますが、会社名を名乗らない受電方法は法人の電話口である以上おかしいです。
電話口に出た担当者、あるいは人事担当者の声色をチェックしましょう。従業員に強く負担を掛けている会社は声色が沈んでいます。閑話に柔軟に対応できるかどうかもポイントです。
霊感や直感での占いをやってくださいと言われた場合は、理由に注目してください。電話占い業界では霊感が人気ですから、多くの場合「お客さま受けが良い(人気が出やすい)」という説明をされるはずです。しかし、「霊感・直感」を「プロモーション(占い師のキャラクター付け)」として用いるのか、それともその「手法や効果」によって相談者を虜にしたいのかでは、求めている内容が異なります。後者の場合は霊感商法のような口コミが多くないかチェックしてみましょう。
集客についてどのように行っているのか確認してみましょう。しっかりしているサイトは独自の集客プロセスがあります。一方、「占い師次第」や、上で挙げた「霊感から離れなれないようなお客さま」に頼っているサイトは不健全です。
最後に、数字的な話が多いかどうかです。なぜこれが大切なのかというと、サイトの数字の動き(お金やお客さまの数)に敏感かどうかがわかるからです。
当然、品質の悪いサービスを提供しているサイトは淘汰されていきます。
サイトの数字の変化に敏感な会社は、売上が落ちればどこに原因があるのかすぐに確認します。新しいお客さまが減っているのか、占い師の魅力が無いのか、などです。そして必ず「提供しているサービスの質は大丈夫か」という点までチェックをしています。
ですから、企業が占いをビジネスであると考えている以上は、利益を追求する上で「対価に見合った品質のサービスがお客さまに提供されているのか」という点は外す事ができない要素なのです。
長くお客さまに利用していただけるサイトを目指すには、霊感商法や依存などはマイナス要素にしかなりません。
また、集客の手法なども収益を立てる上でしっかりと練らなければ行けないポイントですから、数字的な話が多いサイト(会社)は運営が健全であり、収入につながることが多いです。
逆に変に「お客さまの心の癒やしを~」であったり、抽象的な話が多い会社は気をつけましょう。収益を上げる仕組みが不健全であることが多いです。
もちろん、すべてのサイトに当てはまる項目ではありませんが、仕事上のパートナーとして付き合って行く上で大切なポイントです。
利益を追求するのは企業であれば当然です。
会社には、守るべき従業員がいて、従業員には守るべき家族がいます。
これらすべてを支えているのが企業(会社)なのです。
しかし、利益を作るにしても、どのような理念を掲げ矜持を持っているのか。
心を扱う業界だけに、その有無にはとても大きな違いがあるのです。
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